福島高校出身のプロ野球選手一覧表

鈴木哲

投手　福島高-慶應義塾大-熊谷組-西武　1989年　ドラフト2位

福島県福島市出身。右投右打。福島高校では1981年夏の福島大会では準々決勝まで進出するが平工業に惜敗する。その後、2年浪人して慶應義塾大に進学した。

入学時は肩の筋肉が衰えていたが、トレーニングを重ねて2年春には投手陣の柱に成長。1985年秋季リーグではチーム13年ぶりとなる優勝を飾る。4年生になると最速145km/hの速球で六大学リーグ屈指の速球派右腕と評され、1987年の日米大学野球選手権大会日本代表に選出される。リーグ通算48試合登板、18勝10敗、防御率2.74、199奪三振を記録。

中日や巨人など、プロからも注目を集めたが、海外に出て勉強をしたいとしてドラフト会議前に熊谷組への入社を宣言。熊谷組に入社し、社会人1年目の1988年は都市対抗に出場し、1回戦から3試合連続で先発、準々決勝では日本たばこを完封。同年は第30回アマチュア野球世界選手権日本代表、ソウルオリンピック野球日本代表に選出される。

社会人時代も一貫してプロ入り拒否の姿勢を示していたが、1989年度ドラフト会議で西武ライオンズから指名を受けた。指名直後は入団しない事を明言したが、二回の交渉の結果、契約金と年俸それぞれ7,500万円、840万円（金額はいずれも推定）で入団合意。