1965年ドラフト会議 ドラフト指名選手一覧表

1965年ドラフト会議 概要

1965年に記念すべき第1回のドラフト会議が開催される。指名選手数は1球団30名まで。しかし、意中の球団とは異なる球団から指名されたことや野球活動終了後の安定した暮らしを目的として社会人野球行きを望んでいることを理由とした入団拒否が相次ぎ、実際に入団したのは全体の半分以下となる50人(入団率は約38%)だった。

1965年ドラフト会議 ドラフト指名選手一覧表

西鉄ライオンズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位浜村孝内野手高知商業高入団
2位吉岡宣男内野手立命館大交渉権放棄・日本生命入社
3位三浦健二投手日本石油拒否・1966年ドラフト2次読売4位指名も拒否。1968年ドラフトで東京8位指名も拒否
4位江本孟紀投手高知商業高拒否・法政大進学。熊谷組を経て1970年ドラフト外で東映フライヤーズ入団
5位田中辰次内野手鷺宮製作所入団
6位安友定吉外野手徳島商業高交渉権放棄・四国電力入社
7位吉原勉内野手高松商業高交渉権放棄・芝浦工業大進学
8位久木田正昭捕手鹿児島実業高交渉権放棄・日本鉱業佐賀関入社
9位少弐克也捕手日本電信電話公社九州支社交渉権放棄
10位坂元健投手都城農業高交渉権放棄・電電関東入社
11位衛藤雅登投手別府大付高交渉権放棄・大東文化大進学
12位岩田宗彦捕手市立岐阜商業高交渉権放棄・愛知学院大進学
13位小室光男内野手松江商業高入団
14位京田憲治内野手玉龍高交渉権放棄・立教大進学
15位蔵原偉吾外野手熊本工業高交渉権放棄・日本軽金属入社
16位太田喜一郎外野手立命館大交渉権放棄・日本楽器入社
ドラフト外金子準一投手今治南高ドラフト外入団

南海ホークス

順位選手名守備所属結果・備考
1位牧憲二郎投手高鍋高入団
2位阿天坊俊明内野手銚子商業高拒否・立教大進学
3位山本堯二投手長田高拒否・慶應義塾大進学
4位栗崎日出男外野手柳川商業高入団
ドラフト外田上一秀投手都城農業高ドラフト外入団

東映フライヤーズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位森安敏明投手関西高入団
2位広畑良次投手橋本高拒否・立教大進学
3位浜口春好内野手日本電信電話公社近畿支社入団
4位三田晃投手大昭和製紙拒否
5位阪本敏三内野手立命館大拒否・河合楽器製作所入社。1966年のドラフト2次で阪急5位指名入団
6位遠山明投手桜宮高交渉権放棄・大東文化大進学
7位落合勤一投手中野実践商業高入団
8位米沢武内野手明治大拒否・クラレ岡山入社

東京オリオンズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位大塚弥寿男捕手早稲田大入団
2位木樽正明投手銚子商業高入団
3位嵯峨野昇内野手日立製作所入団
4位塩谷守也捕手育英高拒否・専修大進学
5位簾内政雄投手日本鉱業日立工場拒否・1967年ドラフトでサンケイ2位指名入団
6位真崎勝投手羽幌クラブ拒否
7位佐藤元彦投手サッポロビール入団
8位広瀬幸司捕手日本石油拒否
9位川藤竜之輔投手若狭高入団
10位吉川和男内野手糸魚川高入団
11位池田昭洋捕手小野田工業高拒否・駒澤大進学
12位大戸洋儀外野手鐘紡淀川拒否
13位石井一男捕手相洋高拒否・コロムビア入社
14位城戸徳夫投手博多高拒否・電電九州入社
15位児玉好弘投手日本軽金属拒否

阪急ブレーブス

順位選手名守備所属結果・備考
1位長池徳二外野手法政大入団
2位斎藤喜内野手習志野高入団
3位住友平内野手明治大入団
4位谷沢健一外野手習志野高交渉権放棄・早稲田大進学。1969年ドラフトで中日1位指名入団
5位豊田憲司投手呉港高交渉権放棄・1971年ドラフト5位指名入団
6位小田義人内野手静岡高交渉権放棄・早稲田大進学。1972年ドラフトでヤクルト2位指名入団
7位神山修投手日大二高交渉権放棄
8位中田拓投手田辺商業高交渉権放棄
9位水谷勇投手大曲農業高入団
10位黒田正宏捕手姫路南高交渉権放棄・法政大進学。1970年ドラフトでドラフト6位指名入団
11位浜敏男捕手田辺商業高交渉権放棄
12位安岡静夫外野手横浜高交渉権放棄
13位佐々木保昌外野手熊谷高交渉権放棄

近鉄バファローズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位田端謙二郎投手日本電信電話公社九州支社入団
2位鈴木啓示投手育英高入団
3位長井繁夫内野手PL学園高交渉権放棄・中央大進学。1969年ドラフトでアトムズ3位指名入団
4位飯田幸夫内野手横浜高入団
5位松原良明外野手米子工業高入団
6位田中章投手日本通運拒否・1968年ドラフトで読売2位指名入団
7位渡辺立也捕手徳島商業高交渉権放棄・関西大進学
8位得津高宏外野手PL学園高交渉権放棄・クラレ岡山入社、1966年ドラフト2次で東京6位指名入団
9位金子準一投手今治南高交渉権放棄・同年ドラフト外で西鉄入団

中日ドラゴンズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位豊永隆盛投手八代第一高入団
2位新宅洋志捕手駒澤大入団
3位広野功内野手慶應義塾大入団
4位平松政次投手岡山東商業高拒否・日本石油入社。1966年ドラフト2次で大洋2位指名入団
5位平野年明投手八幡製鐵所拒否
6位高岡英司投手富士鉄広畑入団
7位小弓場保投手日本生命保険拒否
8位永江健一投手鹿児島実業高交渉権放棄・日本鉱業佐賀関入社
9位仲子隆司投手日本楽器交渉権放棄・1966年ドラフト2次で東京4位指名も拒否
10位松井猛外野手日本電信電話公社北海道支社拒否。アマ復帰前にプロ経験あり。1958年の1年間のみ、大毎オリオンズに在籍。ドラフト指名された唯一の元プロ野球選手
11位鳥谷元投手築上中部高入団
ドラフト外北角富士雄投手東邦高ドラフト外入団

サンケイスワローズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位河本和昭投手広陵高交渉権放棄・亜細亜大進学
2位山本寛投手愛知高入団
3位川上宣緒内野手鐘紡交渉権放棄
4位浜口政信投手別府鶴見丘高入団
5位高橋恒夫投手富士重工交渉権放棄
6位山田豊彦投手大鉄高交渉権放棄
7位柿木孟投手田原本農業高交渉権放棄
8位細川昌俊投手志度商業高交渉権放棄
9位島谷金二内野手四国電力交渉権放棄・四国電力残留。1966年ドラフトで東映2位指名も拒否、残留。1967年ドラフトで東京3位指名も拒否、残留。1968年ドラフトで中日9位指名入団
10位柳田四郎投手豊川高交渉権放棄
11位市川幸男捕手武相高交渉権放棄

読売ジャイアンツ

順位選手名守備所属結果・備考
1位堀内恒夫投手甲府商業高入団
2位林千代作外野手鎌倉学園高入団
3位江藤省三内野手慶応大入団
4位広瀬邦敏外野手大竹高拒否・芝浦工業大進学
5位才所俊郎外野手河合楽器製作所入団
6位宇佐美敏晴投手西条高入団
7位西山敏明外野手津山商業高拒否・駒大進学、1967年に広島へドラフト外入団
8位深津修司内野手愛知・中京商業高拒否・北海道拓殖銀行入行
ドラフト外井上武捕手呉港高ドラフト外入団

阪神タイガース

順位選手名守備所属結果・備考
1位石床幹雄投手土庄高入団
2位藤田平内野手市立和歌山商業高入団
3位北角富士雄投手東邦高拒否・同年ドラフト外で中日入団
4位久野剛司投手同志社大入団
5位石井満投手日石カルテックス交渉権放棄(横浜高)
6位岡村晃内野手関西大交渉権放棄・河合楽器入社
7位松原保雄捕手高松商業高交渉権放棄・芝浦工業大進学
8位下田典隆内野手広陵高交渉権放棄・専修大進学
9位井石裕也内野手浪速高拒否・早稲田大進学

広島カープ

順位選手名守備所属結果・備考
1位佐野真樹夫内野手専修大入団
2位白石静生投手国鉄四国鉄道管理局入団
3位鎌田豊外野手法政大入団
4位水谷実雄投手宮崎商業高入団
5位河端良二投手伏見工業高交渉権放棄・大阪商業大進学
6位山元二三男内野手照国高入団
7位竹野吉郎外野手駒澤大入団
8位福島久捕手PL学園高交渉権放棄・大昭和製紙入社、1966年ドラフト外で大洋入団
9位上柏徳治内野手崇徳高交渉権放棄・亜細亜大進学
10位石原昌美投手琉球電信電話公社交渉権放棄
11位宇都宮勝投手専修大拒否・電電関東入社
12位矢崎健治投手巨摩高入団
13位沖本光昭外野手呉港高交渉権放棄・芝浦工業大進学
14位杆島永至外野手香椎高交渉権放棄・国士舘大進学
15位池田重喜投手日本鉱業佐賀関製錬所拒否・1967年ドラフトで大洋4位指名入団
16位山本真一内野手専修大中退入団
17位川内雄富外野手広陵高中退入団
18位下村栄二投手名古屋商科大中退入団

大洋ホエールズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位岡正光投手保原高入団
2位加藤俊夫捕手仙台育英高拒否・日本軽金属入社。1966年のドラフト2次でサンケイ1位指名入団
3位淵上澄雄投手岐阜短大付高入団
4位岸勝之投手横浜高入団
5位樋口実投手羽幌炭鉱交渉権放棄
6位紺野功投手磐城高交渉権放棄・全常磐入部
7位白井秀樹投手帝京高交渉権放棄・本田技研入社
8位小山正捕手気仙沼高入団
9位竹之内雅史内野手日本通運交渉権放棄、1967年ドラフトで西鉄3位指名入団
10位石崎一夫内野手気仙沼高入団