1998年ドラフト会議 ドラフト指名選手一覧表

1998年ドラフト会議 概要

1998年のドラフト会議では、春夏連覇で甲子園を沸かせた松坂大輔投手（横浜高）に注目が集まった。松坂はドラフト会議前に希望の横浜以外であれば社会人入りを表明する中、横浜、西武、日本ハムの3球団が1位指名する。結果、意中外だった西武に交渉権が確定した。松坂は交渉の末、入団を決断する。松坂と同様に1位で競合となった新垣渚投手（沖縄水産高）もまた意中のダイエーではなく、オリックスに交渉権が決まった。新垣は公言どおりに入団拒否の姿勢を貫いた。

この会議で、大和銀行の投手が西武から5位で指名を受けたが、先にダイエーが同チームの水田章雄投手（5位）を指名していたため、野球協約「社会人野球の同一チームから複数の投手を指名することは、チームの承認がない限りできない」ということで幻の指名となった。大和銀行は承認していなかった。

1998年ドラフト会議 ドラフト指名選手一覧表

読売ジャイアンツ

1位：上原浩治（逆指名）　2位：二岡智宏（逆指名）

中日ドラゴンズ

1位：福留孝介（逆指名）　2位：岩瀬仁紀（逆指名）

横浜ベイスターズ

1位：×松坂大輔→古木克明　2位：矢野英司（逆指名）

ヤクルトスワローズ

1位：石堂克利（単独指名）　2位：牧谷宇佐美（単独指名）

広島東洋カープ

1位：東出輝裕（単独指名）　2位：井生崇光（単独指名）

阪神タイガース

1位：藤川球児（単独指名）　2位：金澤健人（逆指名）

福岡ダイエーホークス

1位：×新垣渚→吉本亮　2位：松修康（逆指名）

西武ライオンズ

1位：〇松坂大輔　2位：赤田将吾（単独指名）

日本ハムファイターズ

1位：×松坂大輔→實松一成　2位：建山義紀（逆指名）

オリックス ブルーウェーブ

1位：〇新垣渚（入団拒否）　2位：川越英隆（逆指名）

千葉ロッテマリーンズ

1位：小林雅英（逆指名）　2位：里崎智也（逆指名）

近鉄バファローズ

1位：宇高伸次（逆指名）　2位：藤井彰人（単独指名）