1968年ドラフト会議 ドラフト指名選手一覧表

1968年ドラフト会議 概要

1968年のドラフト会議から史上最多となる7人の名球会入りを誕生させた。名球界入りしたのは山本浩二・山田久志・有藤道世・東尾修・加藤秀司・大島康徳・福本豊の7人。

巨人は星野仙一に対して「田淵が指名できなかった時は星野を指名する」と約束していたが、島野修投手（武相高）を指名する。これに星野は激怒したと言われ、この出来事が「巨人キラー・星野仙一」の原動力になったとされている。また、1964年の東京五輪、1968年のメキシコ五輪に日本代表として陸上男子100mに出場した飯島秀雄外野手が東京オリオンズに9位指名されて話題を集めた。

1968年ドラフト会議 ドラフト指名選手一覧表

西鉄ライオンズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位東尾修投手箕島高入団
2位乗替寿好投手若狭高入団
3位宇佐美和雄投手木更津中央高入団
4位阿部良男外野手オール常磐入団
5位春日一平捕手中津工業高入団
6位稲津憲司内野手鎮西高入団
7位水本信雄投手宇部鴻城高拒否・クラレ岡山入社
8位川野雄一捕手臼杵高入団
9位大田卓司外野手津久見高入団
10位石井吉左衛門投手津久見高拒否・鐘淵化学入社。1970年ドラフトでロッテ9位指名も拒否
11位秋葉敬三投手国鉄鹿児島鉄道管理局一時拒否、翌年シーズン途中入団
12位西村俊二内野手河合楽器拒否
13位瀬戸和則投手大槌高拒否・国鉄盛岡鉄道管理局入社
14位高橋明外野手柳川商業高入団
15位片岡旭捕手クラレ岡山拒否
16位西村昌幸捕手三菱化成拒否
ドラフト外福永栄助投手九州学院高ドラフト外入団
ドラフト外木下竜元投手飯塚商業高ドラフト外入団
ドラフト外柏熊克美投手小見川高ドラフト外入団
ドラフト外中村益章投手川内実業高ドラフト外入団

南海ホークス

順位選手名守備所属結果・備考
1位富田勝内野手法政大入団
2位緒方修投手厳木高入団
3位松井優典捕手星林高入団
4位藤原満内野手近畿大入団
5位松村彰士内野手御所工業高拒否・法政大進学
6位前田四郎投手高岡商業高入団
7位西浦秋夫外野手日南工業高入団
8位東出康博内野手星林高入団
9位鶴橋鉄行投手焼津水産高拒否・金指造船所入社
10位梅村好彦捕手龍谷大入団
11位藤目功治投手津田高入団
ドラフト外中札政博投手大阪電気通信高ドラフト外入団
ドラフト外真部繁敏投手西野田工業高ドラフト外入団
ドラフト外市原稔内野手早稲田大ドラフト外入団
ドラフト外細谷保雄外野手電電三重ドラフト外入団

東映フライヤーズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位大橋穣内野手亜細亜大入団
2位加藤譲司投手藤沢商業高入団
3位宮本孝男投手竜ヶ崎一高入団
4位金田留広投手日本通運浦和入団
5位中原勝利内野手日本電信電話公社九州支社入団
6位小山田健一捕手日大山形高入団
7位佐藤正治外野手河合楽器拒否・1969年ドラフトで阪神5位指名で入団
8位今野俊男内野手関東学院大拒否・日本電信電話公社東北支社入社
9位伊達義城投手日本電信電話公社九州支社拒否
10位長持健一投手小西電機入団
11位星野孝保投手波崎高拒否・住友金属入社
12位住友秀雄投手第一製薬入団
13位渋谷修二内野手帝京高拒否・常磐炭砿入社
ドラフト外椎正年投手神奈川大ドラフト外入団

東京オリオンズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位有藤道世内野手近畿大入団（高知高）
2位広瀬宰内野手東京農業大入団
3位池田信夫投手平安高拒否・法政大進学
4位土肥健二捕手高岡商業高入団
5位八塚幸三投手四国電力拒否・1969年ドラフトで近鉄7位指名も拒否
6位山口円内野手鳴門高拒否・関西大進学
7位佐藤敬次投手大宮工業高入団
8位三浦健二投手日本石油拒否
9位飯島秀雄外野手茨城県庁入団
10位安藤峰雄投手日本コロムビア入団
11位藤田康夫投手成東高拒否・中央大進学
12位舞野健司捕手飯塚商業高入団
13位市原明内野手銚子商業高入団
14位飯塚佳寛内野手鷺宮製作所入団
ドラフト外藤沢公也投手八幡浜高拒否、後に4度の指名入団を拒否、1977年に中日入団
ドラフト外前田康雄投手電電四国ドラフト外入団
ドラフト外小金丸満内野手電電四国ドラフト外入団
ドラフト外問矢福雄内野手二松学舎大付高ドラフト外入団

阪急ブレーブス

順位選手名守備所属結果・備考
1位山田久志投手富士製鉄釜石製鐵所一時拒否、翌年シーズン中に入団（能代高）
2位加藤秀司内野手松下電器産業入団
3位長谷部優投手岸和田高拒否・慶應義塾大進学
4位柳橋明投手日大山形高拒否・日本石油入社
5位新井良夫投手大宮高入団
6位島崎基慈内野手大分商業高入団
7位福本豊外野手松下電器産業入団
8位柿本進内野手星林高拒否・青山学院大進学
9位切通猛外野手東芝翌年シーズン中に入団
10位三好行夫内野手日本鉱業佐賀関製錬所拒否
11位村上義則投手小豆島高拒否・大倉工業入社
12位門田博光外野手クラレ岡山拒否・クラレ岡山残留の後、翌年ドラフトで南海2位指名入団
13位石井清一郎外野手大宮工業高入団
14位鈴木博投手小山高拒否・日本大進学
15位坂出直投手倉吉東高拒否・明治大進学
ドラフト外橋本勉投手報徳学園高ドラフト外入団

近鉄バファローズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位水谷宏投手全鐘紡入団
2位川島勝司内野手日本楽器拒否
3位岡田光雄投手松下電器産業入団
4位秋山重雄内野手立教大入団
5位芝池博明投手専修大入団
6位井上重信投手陸上自衛隊西部入団
7位吉村健二内野手高松商業高拒否・松下電器産業入社
8位半田実投手大鉄高入団
9位大島太治捕手トヨタ自動車拒否
10位服部敏和外野手日本楽器入団
11位藤井信行外野手協和醗酵工業拒否・1969年にロッテから6位指名で入団
12位佐々木辰夫内野手四国電力拒否・1969年にアトムズから4位指名も拒否
ドラフト外三浦正規内野手大京観光ドラフト外入団

中日ドラゴンズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位星野仙一投手明治大入団（倉敷商業高）
2位水谷則博投手中京高入団
3位大島康徳投手中津工業高入団
4位北野幸作内野手北陸高交渉権放棄・法政大進学
5位三好真一内野手南宇和高入団
6位竹田和史投手育英高入団
7位今村信彦外野手西濃運輸交渉権放棄
8位小林浩二外野手大牟田南高交渉権放棄・九州産交入社
9位島谷金二内野手四国電力入団
ドラフト外川口孝秀投手PL学園高ドラフト外入団

サンケイアトムズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位藤原真投手全鐘紡入団
2位溜池敏隆内野手日本熱学工業入団
3位詫摩和文外野手照国高入団
4位千藤和久投手北海道拓殖銀行拒否
5位安木祥二投手クラレ岡山入団
6位山口芳夫投手岩国高拒否・千葉工業大進学
7位千葉博夫内野手川崎高拒否・東京理科大進学
8位篠原政夫内野手作新学院高拒否・駒澤大進学
9位村越稔捕手神奈川大入団
10位磯部満投手日本電信電話公社信越支社拒否
ドラフト外上地英満投手中部農林高ドラフト外入団
ドラフト外及川洋治投手黒沢尻工業高ドラフト外入団
ドラフト外越阪部豊投手豊岡高ドラフト外入団
ドラフト外武内国夫投手日田林工業高ドラフト外入団
ドラフト外大滝信孝投手村上高ドラフト外入団
ドラフト外岡元勝幸内野手大京観光ドラフト外入団
ドラフト外赤坂光昭外野手築館高ドラフト外入団
ドラフト外松屋健治外野手逗子高ドラフト外入団

読売ジャイアンツ

順位選手名守備所属結果・備考
1位島野修投手武相高入団
2位田中章投手日本通運浦和入団
3位矢部祐一内野手常磐炭砿入団
4位吉村典男投手リッカーミシン入団
5位松本正幸投手熊本工業高入団
6位杉山茂捕手銚子商業高入団
7位大下正忠内野手別府鶴見丘高入団
8位池島和彦投手明治大拒否・三協精機入社
9位梅田邦三内野手日本新薬入団
10位富田清吾投手中央大入団
ドラフト外新浦壽夫投手静岡商業高中退ドラフト外入団
ドラフト外松原明夫投手鳥取西高ドラフト外入団
ドラフト外上領義晴捕手呉港高卒ドラフト外入団

阪神タイガース

順位選手名守備所属結果・備考
1位田淵幸一捕手法政大入団（法政第一高）
2位植木一智投手龍谷大入団
3位猪狩志郎投手佼成学園高拒否・駒澤大進学
4位小島健郎投手近畿大拒否・日本生命入社
5位楠橋高幸内野手今治西高入団
6位太田進外野手日産自動車拒否
7位幡野正秋内野手三協精機拒否
8位長崎慶一外野手北陽高拒否・法政大進学・1972年、ドラフトで大洋1位指名で入団
ドラフト外後藤和昭内野手日本軽金属ドラフト外入団

広島東洋カープ

順位選手名守備所属結果・備考
1位山本浩司外野手法政大入団（廿日市高）
2位水沼四郎捕手中央大入団
3位山口喜司投手陸上自衛隊西部入団
4位石川政雄捕手宇部鴻城高入団
5位前保洋投手玉龍高拒否・明治大進学
6位稲葉光雄投手日本軽金属拒否・日本軽金属残留
7位益田芳樹内野手南宇和高拒否・中央大進学
8位六條誠一投手高松一高拒否・日本鋼管入社
9位上林成行投手国府高拒否・法政大進学。1972年ドラフトで西鉄5位指名も拒否。1973年ドラフトで近鉄3位指名で入団

大洋ホエールズ

順位選手名守備所属結果・備考
1位野村収投手駒澤大入団
2位辻博司投手熊野高入団
3位井上幸信投手尾道商業高入団
4位鎌田幸雄投手大森工業高入団
5位長野哲投手熊谷組入団
6位粟田良孝捕手新居浜商業高拒否・駒澤大進学
7位鈴木哲夫投手猪苗代高入団
8位渡辺孝博投手東海大拒否・日立製作所入社・1973年ドラフトでヤクルト5位指名で入団
ドラフト外河村和茂捕手向上高ドラフト外入団